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推薦入試の実態

十一月から毎週実施される推薦入試も閑散とした集まりのところが珍しくない。昨今、推薦入試に合格した親が「合格辞退したのに授業料まで返還されないのは不当である」と訴えたのは消費者としての意識を持ち始めた点で高く評価している。大学側はコスト意識が欠けている。このような訴えは、もっとあって然るべきである。合格した生徒と話していて我々に訴える最も多い内容は「入った大学より予備校のほうがよっぽどためになる」というものである。確かに費用対効果という面ではこれほど直接、有効なことばかり教える場所も少ないだろう。また、受験において入試に関する情報は大変な武器になる。塾や予備校の先輩や先生など、できるだけ色々な人から受験に関する情報を入手しておきたい。

新学習指導要領案

新学習指導要領案が98年11月に発表され、いよいよ2002年には完全学校週五日制が実施されることに決まった。各教科内容が熊咸され、時間数も週当たり二時限少なくなる。特に算数は、学習項目が30%減少し、時間も20%削減された。一方で、総合的な学習の時間数が、週当たり三時間増えることが注目される。算数を中心に、かなりの学習項目が削られ、多くは中学校に移行し、基礎・基本を徹底させる内容となっている。抽象的思考力が必要な学習項目はかなり減らされ、しかも複雑な計算問題などはしなくてもよいようになっている。子どもの負担は大分軽くなることは確かだが、これで落ちこぼれが完全になくなると考えるのは早計であろう。諸外国の例を見ても、また、80年代の我が国のゆとり教育政策を見ても、授業についていけない子どもは、一定の割合で必ずいると考えた方がよい。

高校三年生にとって受験準備は時間的に待った無し

高校三年生にとって受験準備は時間的に待った無し。とくに出題が五教科七科目もある国公立や難易度の高い私学理数系を希望する受験生に向けて、そのように書いた。早合点だけでなく、決まって「今から始めても時間が足りないなら、浪人を前提に二年計画で勉強していこう」という声が聞かれます。例年、そのような考えをする人が少なからずいます。その傾向は、公立校の生徒に多く見受けられますが、はっきり言って、浪人覚悟の受験勉強はいい結果を生みません。三年生一年間は基礎をがっちり固め、浪人生活では入試傾向に即したより実践的な勉強に取り組んで万全を期そう。一見合理的な受験計画に見えますが、実効があるのは、意志がよほど強いか、目標意識がしっかりしている生徒に限った話です。大方は、浪人覚悟の受験計画を立てると、現役の一年間は、「受験勉強をしなければ」との意識はあるが、無為に過ごす結果に。