日本経済新聞社が三大都市圏の個人を対象に2009年10月下旬〜11月上旬にかけて実施した金融機関ランキングでは、顧客満足度でネット銀行が上位4位までを独占しています。ちなみに、1位はソニー銀行で、2位が住信SBIネット銀行、3位がイオン銀行、4位かセブン銀行となっています。以下、新生銀行、十六銀行(岐阜)、大垣共立銀行(岐阜)、岡崎信用金庫(愛知)、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、東京スター銀行、りそな銀行などが続いています。ソニー銀行と住信SBIネット銀行は、金融商品の品揃えが豊富なことに加えて、定期預金などの金利が抜群に高いこと、住宅ローンの金利が低いことなどが高く評価されているようです。
すでに光学センサーや磁気センサーのキーエンス、世界中のほとんどの自転車に変速ギヤを供給しているシマノなど、もはや単なる部品メーカーとは言えない企業はたくさんあるが、ネットによって「ここは我々がもっとも得意な分野だから、自前でやるより我々にまかせませんか」というバリュースライサーが活躍する場面が無限に増えるだろうと考えられる。無論、部品だけではない。経理、人事、マーケティング、セールス等々、いくつかの業種で企業横断的にアウトソーサーとしてビジネスをおこなうサービスビューローも、バリュースライサーの一例であり、ネットワークそのもののITの革新によって、さらに需要が拡大することになる。無限の売り手、買い手をつなげる「マーケットーメーカー」は、まさにネットがなければ現れえなかったプレイヤーである。
設立から三年あまりで八〇〇万人の顧客獲得に成功したオンライン書店アマゾン・ドット・コム、全米で月額四五、〇〇〇万ドルの取扱高があるマイクロソフト社の自動車販売仲介サービス「カーポイント」など、消費者向けインターネット通販を武器とする米国が続々と日本に上陸する。アマゾンは、ヤマト運輸の書籍販売子会社など国内の書籍販売会社と提携し、日本市場に参入する。マイクロソフトは、ソフトバンク、ヤフーとの合弁で新会社「カーポイント」(東京・中野)を九九年四月に設立し、新車の販売仲介に乗り出した。ソフトバンクと米国オンセールが合弁で設立した日本初のインターネットオークション会社、オンセール(東京・中央)のホームページには、常にオークション開催のスケジュールが掲載されている。旧モデルの在庫品を標準価格の約十分の一からセリにかける。メーカーにとっては、「在庫調整の潤滑油」の効果があり、販売店側は、通常取引では出てこない掘り出し物を納得価格で人手できる。九八年十一月に営業開始してから、会員企業は約三〇〇社に拡大した。このような米国企業の日本進出が、日本の商慣習を突き崩す。
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